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【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない】は化物語を緩くした感じでかなり面白い3つの理由。

こんにちは。

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

出展:青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

ここ数年のラノベは無駄に長いタイトルのものが多いですね。

【やはり俺の青春ラブコメは間違っている】とか【Re:ゼロから始める異世界生活】とか最近だったら【転生したらスライムだった件】とか。

このアニメもそう。

なんだよ。【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない】って。

意味わかんないんですけど。

という感じで筆者は最初、このアニメはタイトルで敬遠していました。

でも実際に見てみたら、なんだこれは。クッソ面白いじゃないですか。ゾンビランドサガは一話切りした筆者ですが、【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない】はかなり良かったわけですよ。

個人的にはもっと普通のタイトルだったほうが、早く見てみようと思ったけどね。

タイトル的に、幼稚で馬鹿みたいな内容かと思ったら、これは意外によく出来てました。展開がとてもいいですね。登場人物たちの葛藤がリアルでわかりやすいし、社会に対する風刺的なものも自然に組み込まれていて本当によくできてます。

ということで今回は、【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない】がなぜ面白いかを簡単にまとめてみました。ネタバレありなので嫌な方は見ないでください。

それでは。

メインヒロインの桜島麻衣(さくらじままい)がめっちゃ可愛い。

桜島麻衣

出展:青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

いきなりこういうこと書くとお前もブタ野郎じゃん、って思われるかもしれないですが、本当にかわいい。このアニメには「思春期症候群」というものがあります。物語シリーズの怪異を少し緩くして完全に現象化したものだと思ったらいいです。つまり思春期特有の拗らせた考えや感情が引き起こす超常現象のことです。

そして最初の「思春期症候群」の中心人物となるのがメインヒロインであるこの桜島麻衣なのです。化物語でいうと戦場ヶ原みたいな。

桜島麻衣が患う思春期症候群は周りの人の目に自分の存在が映らなくなるというもの。つまり透明人間のような状態になります。最初はそれだけかと思ったら、桜島麻衣の姿が見えなくなった人の中からは、元芸能人で超有名なはずの桜島麻衣の記憶までなくなっていました。

そのまま症状が悪化すれば、完全に存在が消え去ってしまうようなところでした。

そこでその思春期症候群を何とかするために手を貸すのがこの作品の主人公である梓川咲太でした。

なんかすごい化物語っぽい感じですね。間違いなく作者の方は西尾維新の影響は受けていると思われます。でもこのアニメを視聴して、別にパクリという感じは全く受けなかったです。それはやはり影響を受けた部分はあるにせよ、オリジナリティがあったことと独自の雰囲気があったからではないかと思います。

さて話がそれましたが、この桜島麻衣が非常に良ヒロインだったと思います。

まず、主人公の咲太よりも1歳年上なので、基本的に咲太のことは呼び捨てですし、よくからかうような、いじるような発言をしてはいますが、実際は強がっているだけのような感じがします。咲太がちょっと強気になったり、驚くようなことを言うと急に弱気になったりする。そのギャップが可愛い。小さいころから芸能活動をしていたから、大人びているような感じもあるけど、中身は結構普通の女の子なんだな、というのが良く分かる。そんな感じでしょうか。

特によかったのは咲太が「付き合ってください」的なことをいう場面。

桜島麻衣は最初はからかうつもりで「毎日言われるともうときめかない」と答えますが、咲太がすぐにあきらめるような姿勢を見せ、「そっか、失恋か。じゃあ新しい恋を探すしかないな」と言います。その時の反応がすごい可愛い。「駄目とは言ってない。何あきらめようとしてんの?」って。

あっさりあきらめようとする咲太にちょっと焦っている感じがとてもうまく表現されていたと思う。

咲太がさらに「なら、いいの?」と聞くとめっちゃ恥ずかしそうに「うん、いいよ。」と答えるのでした。

桜島麻衣

出展:青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

はい。これは可愛いですね。普段は強気な感じなのに、案外打たれ弱いところがあります。

また、この桜島麻衣の腹違いの妹が出てくる話もあるのですが、その中でも妹のことを大事に思っている様子や、自分の仕事(芸能活動)に対するプロ意識もしっかり持ってやっている様子がしっかり表現されていてとても良キャラでした。

主人公の【梓川咲太】がぼっちのくせにくっそイケメン。

このアニメを見ながら、改めて物語において登場人物そのものの魅力が大事であると感じました。逆に言うと魅力的な登場人物のいない作品は見続けられないですね。最近は特に。創作のキャラというのは作者の中から出てきたものであるので、作者自身がある程度魅力のある人物でないとヒットする作品を作るのは難しいでしょう。

さて、この【青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない】の主人公、梓川咲太ですが、やはりこれも化物語の影響なのか、しばしば変態としか思えない発言をするのですが、中身はくっそイケメンでした。顔もイケメンだけど。

まず周りの人物のまじめな質問に対して、よくちょっとふざけた回答をするところがいいですね。クスってなる。それは基本的に変態のような発言が多いです。阿良々木君もですが、外見的にもイケメンじゃなかったら通報されてもおかしくない。

特に印象に残っているのは古賀との絡みですね。

古賀

出展:青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

過程は割愛しますが、古賀が自分の思春期症候群を乗り越えたのちに梓川に対して「先輩がわたしを大人にしたんじゃん。」といいます。そこですかさず梓川が言ったのは「なんか、エロイな。」でした。

出展:青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

それがこの顔。なんでパッとそんな言葉が出てくんねん!こういう発言は堂々とできれば受け入れられやすくなると思いますが、なかなか日常生活では出来ないんですよ。

基本的に梓川は思春期症候群で悩んでいる人をなんだかんだ言いながら、何とかしようとします。やはりベースの人格は阿良々木君に近いものを持っていますね。その理由も本人が作中で語っているのでアニメをみればわかります。

その中でも特に印象的だったのは古賀がメインの回ですね。バスケ部の前沢が古賀の悪い噂を流し始めたときです。そのとき古賀は、前沢の告白をかわすために梓川と付き合っていることにしていました。それを逆恨みした前沢は「古賀は梓川とヤリまくっているビッチ」であるという噂を流します。

出展:青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

それに対して梓川がどう立ち向かったかというと、ちょっとずるいやり方で前沢を倒した後に他の生徒たちもたくさんいる駅のホームで叫びます。

出展:青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

「僕は、、、童貞だ!!!」

過去にこんなにかっこいい童貞宣言があっただろうか。

これは言わずもがなですが、付き合っているふりをしている古賀のためにやったことです。基本的に梓川は脱力系の主人公ですが、このように悪いことに対しては毅然として立ち向かう信念があるのです。これは古賀が本当に好きになってしまっても仕方がない。

そんな感じで梓川咲太も、阿良々木君に似てるところもあるけど、また違った雰囲気で見る人を引き付ける魅力的な人物だったと思います。

人物の心情を丁寧に描きながら量子論と共に印象付けられるシナリオ

話の展開も非常によく出来ていると思います。例のごとく、化物語のように怪異ではないですが、「思春期症候群」という奇怪な現象に咲太をはじめとする登場人物たちが向き合っていく。その現象がいつも量子論の有名な現象で例えられていました。

第1巻にあたる桜島麻衣の思春期症候群では、桜島麻衣が多くの人から見えなくなります、それだけでは済まず、見えていない人には桜島麻衣の記憶もなくなっていました。これは他人から「観測されない」状態でした。

観測することによってはじめてその状態が明らかになるとか、存在が証明されるという話。これは超有名な「シュレディンガーの猫」ですね。作中にあった双葉の説明が思ったよりもしっかりしていて、この作者もそれなりに同分野の知識があるのだろうか、それとも小説を書きながら自分で勉強したのだろうか、と思いました。

2巻の回では古賀朋絵がとある日を何とかうまく潜り抜ける方法はないかと探る願望から、その一日をひたすらループするという現象が起こりました。ループするというだけでは中々わかりづらいですが、実はそれは未来のシュミレーションにすぎなかったのです。

つまりこの宇宙にあるすべての原子、素粒子の状態を把握し、すべての物理法則を知っている生物が存在すれば計算によって未来の事象が完全に予測できてしまうのではないかという思考実験より生まれた「ラプラスの悪魔」になぞらえてあったわけです。

少し補足すると実際には「不確定性原理」によって、仮にラプラスの悪魔のような存在がいいたとしても未来の完全な予測は不可能なんですけど。微粒子の微小時間後の位置と状態の標準偏差は両方同時に確定することが出来ないからです。

他にも3巻では量子テレポート、4巻では量子もつれがモチーフなのか後付けなのかはわからないですが、とにかくそんな感じだったのでアニメ全体の雰囲気として化物語としっかり差別化がされていたように思います。

とまぁ短くまとめるとそんな感じでしょうか。

とにかく個人的には「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」は名前でだいぶ損しているんじゃないかって思わせるには十分なほど、中身はしっかりしているアニメおよび小説だったので気になる方は見てみてください。じゃ。